ステアリストアリングコートとスクラッチシールド

ステアリストアリングコートとスクラッチシールド

ステアリストアリングコートとスクラッチシールド
ステアリストアリングコートやスクラッチシールドと聞くと、まるで車のコーティングのように聞こえますが、
実は、車のクリアー塗装の事です。

一番初めは、日産の一部の車種にスクラッチシールドと言う名称で、採用されました。
次に、ステアリストアリングコートと言う名称で、レクサスが採用し、同系列のトヨタが、一部の車種に採用しています。

特徴としては、一般的なクリアー塗装と比べ、弾性があり、洗車キズレベルの浅い傷が、太陽光等に当たり、塗装が暖まると、徐々にキズが無くなっていく性質を持ちます。

ただ、全ての洗車キズレベルのキズが消えると言う事では、なく、一部そう言った傾向がある。と言うレベルにとどまります。

この様な背景から、耐擦り傷性塗料とか、耐擦り塗料と言う言葉が出て、言葉が先攻してしまい、傷が付かないと言う誤解を招きました。
洗車キズ以外の擦り傷に耐えられる塗料は、未だに存在しません。

例えば、ブロック塀などに軽く擦り、傷が付いた場合は、クリアーが破壊されてしまうため、スクラッチシールドやステアリストアリングコート特有のキズが消える性質は、全く機能しなくなります。

傷が付いた場合の修理は、通常の塗装と同様、再塗装になります。

キズに強いと言う腕時計の文字盤に使われる、サファイアガラスでさえ、コンクリートに擦れるとキズになります。

これまで、キズの事ばかり書いていますが、汚れについては、通常のクリアー塗装と同様、汚れに対しては、シールド効果がありません。

車の美観維持は、洗車キズも汚れも両方少ない事が条件になります。

その為、クリアー塗装を守る事が出来るシールド性の高いコーティングが必要になります。
コーティングも全てのコーティングが、洗車キズや、汚れが付きにくいと言う事では、なく、全くシールド性が無い物から、極めてシールド性が高い物まで、種々様々です。

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