2021-12-19
黄砂で汚れた場合の対処方
黄砂は、偏西風によって運ばれる事が多く、粘着性がある砂とお考え頂いて良いと思います。
ミネラル成分を含み、アルカリ性を示します。
塗装に凸状のシミを作る場合が多い為、できる限り、早めに洗車を行う事が大切です。
洗車の際は、ボディーが冷えている時に、最大の水量でボディーに水をかけ、弱酸性のシャンプーで洗う事で、アルカリ性である黄砂を効率よく落とすことが出来ます。
注意して頂きたい事は、砂の為、洗車キズを防ぐと言う意味で、ボディーの1パネルをシャンプーで洗ったらすぐに水で濯ぎ、スポンジも、流水で濯いでから次のパネルを同じ要領で洗うと良いです。
後は、通常の洗車と同様、上面である、ボンネット、ルーフ、トランクを先に拭き、時計回りや、反時計回りに拭き取ります。
クロス洗車はNG
マイクロファイバークロスを使った洗車は、隅々まで洗える利便性がありますが、
洗車時にクロスを使いますと、洗車キズをたくさんつける原因となります。
メカニズムは、まず、クロス自体が、ボディーに対し、当たりが強い為、弱い力で洗っても面圧が高い為、最適ではありません。
更に、マイクロファイバーの特性上、1本1本の繊維が、ホコリや、砂をキャッチしてしまい、上記の様に1パネルを洗車して、クロスを流水で濯いでも、キャッチした砂をなかなか離さない為、その状態で洗車を続けますと、洗車キズになります。
その点、洗車用のスポンジは、スポンジ自体が、ボディーに対し、当たりがソフトで、面圧が低い為、洗車キズが付きにくく、砂やホコリを噛み込まないので、黄砂等が水流で簡単に落としやすい為、最適です。
洗車で砂や、ホコリ、汚れを洗い落とした後で、マイクロファイバーを使って拭き取りを行う時は、異物が無い為、吸水性を利用して効率よく拭取る事が出来ます。
クロスを上手に使うコツ
マイクロファイバーを購入したら、事前に、クロスを十分に濡らし、中性洗剤を使って手もみ洗いをして、洗剤成分が残らないように、しっかり濯いだ後、固く絞り、一旦広げて、室内で、清潔なハンガー等で陰干しして置くと使う時に非常に使いやすくなります。
使用した後は、同じく中性洗剤で洗い繰り返し使用できます。
繰り返し使用していくうちに、クロスが、徐々に固くなっていく性質があり、拭き取りキズの原因になりますので、目安として5回程使ったら、新しい物に取り替える事をお勧めします。
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